患者急変時のシミュレーション
- 院内研修
- 2025.01.22
先日、「患者急変時のシミュレーション ~内視鏡診療時の周術期管理と治療内視鏡手技を含めて~」という勉強会を開催しました。
内視鏡診療の現場に携わる私たちにとって非常に身近で実践的な内容で、大変勉強になる講義でした。
今回お招きしたのは、当院長町院院長・髙橋裕太先生の大先輩である、福島県立医科大学附属病院 内視鏡診療部 引地拓人先生です。
引地先生には以下のテーマについて、わかりやすく解説いただきました。
・福島医大の内視鏡診療の取り組み
・患者急変時対応のシミュレーション
・周術期管理について
・治療内視鏡について
~スタッフの感想(原文一部抜粋)~
今日の勉強会は高橋先生の大先輩の先生の講演でした。
お話もとてもわかりやすく、あっという間の一時間でした。
SpO2測定では、低下が見られた時にはすでにCO2が高濃度になっていて危険というのが驚きでした。
アンビューを使用することもたまにありますが、ある程度酸素飽和度が下がるのは当たり前になっていたので「これくらいなら大丈夫」と思っていた自分がとても怖くなりました。
ここに入職した頃はプロポフォール自体が危険な薬でi.v.するのが嫌だったはずなのに、慣れは恐ろしいです。
自分の行動、仕事に責任を持って取り組もうと心改める機会になりました。
シミュレーションをするには時間の確保や準備、救急専門の方の同席も必要と、定期的に実施するにはかなりハードルが高く感じられますが、それをやるだけの危険と隣り合わせであること、やらなければならないことだと感じました。
引地先生の「井の中の蛙にならないこと」というお言葉を受け、外部から学ぶ姿勢の重要性を改めて実感しました。また、今回の講義を通じて「慣れの怖さ」を再認識し、薬物動態や急変対応を定期的に確認・学習する必要性を感じました。スタッフ全員で学びを深め、患者様に安心・安全な医療を提供できるよう努めてまいります。
今回の講義を快く引き受けてくださった引地先生、そして勉強会を企画してくれた人事戦略部の皆さん、本当にありがとうございました。
これからも外部からの学びを積極的に取り入れながら、スタッフ一同成長していきたいと思います。
~広報部 篠佑美~